開催日:5月9日(月)
場所:瓢麓苑
5月例会は「美濃紙の歴史と課題」と題して、本美濃紙保存会会員「美濃竹紙工房」代表鈴木竹久氏よりご講演をいただきました。
現在、美濃市の人口は2万人を割れ、人口の36%が65歳以上となっており人口減少、少子高齢化が大きな課題となっています。若者は大きな希望を求め故郷を離れ、ますます活気のあるまちづくりが難しくなっていきます。このような状況の中、地域の青年経済人である我々が故郷の現状と課題を知ることで先ずは意識向上を図り、将来の行動に繋げていく必要があると考え、5月例会では鈴木竹久氏をお招きして1300年続く美濃紙の歴史と課題について学びました。
講演では、1300年以上続く美濃紙がどのように生まれて、変わってきたのか。そして、紙漉きの現状と課題、他にも東京オリンピックの賞状として選定された経緯や透かし和紙の魅力についてご講演いただきました。その後、グループワークを行ない「美濃紙を用いて故郷を活性化させていくために」をテーマに、製品、後継者問題、マーケティング等についてディスカッションして発表しました。
本例会を終え、我々にとって身近である美濃紙も時代の変化と共に大きな課題を抱えていることを学び、今一度深く考える良い機会となりました。簡単ではありませんが、継続していくことは時代の変化に適切に対応し、変化していくことです。それは伝統産業だけでなく、企業も同じことではないのでしょうか。
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