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​理事長所信

【はじめに】

一般社団法人美濃青年会議所は今年で創立60年を迎えます。これほどの長い期間、美濃青年会議所が存続してきたのは、その時代その時代に活動されていた各先輩方が明るい豊かな社会の実現を目指し、ひたむきに活動を積み重ねてこられた結果であると考えます。そういった歴史・伝統のある美濃青年会議所の創立60周年という節目の年に第60代理事長を務めさせていただくことになり、その重責を痛感しております。各先輩方がこれまで積み重ねてこられたものに、私自身の思いや今年1年の活動を積み重ねさせていただき、次世代に継承していけるよう、精一杯邁進してまいります。

 

【青年会議所について】

青年会議所は明るい豊かな社会の実現のために活動する団体ですが、事業の結果だけで明るい豊かな社会を目指すものではありません。事業・例会等を通じてそれぞれの青年会議所メンバーが青年経済人として成長し、成長したメンバーの活動を通じて明るい豊かな社会を実現させることを目的としています。

そのため、漫然と活動するのではなく、メンバーそれぞれが自身の成長という意識をもって青年会議所活動に取り組むことで、より一層自身の成長につながり、ひいては我々の目指す明るい豊かな社会の実現につながると考えます。

 

【60周年を迎えるにあたって】

美濃青年会議所が創立60周年を迎えられたのは、明るい豊かな社会の実現を目指してこれまで活動してこられた各先輩方の活動の重みや思いを次世代のメンバーが連綿と受け継いできた結果であり、また、これまで支えていただいた地域の方など多くの方々のご理解・ご協力があってこそだと思います。そのため、60年という期間の長さを祝うことは勿論ですが、受け継がれてきた各先輩方の活動の重みや思いを我々現役メンバーがしっかりと受け継ぎ、次世代に継承していくことこそが重要だと考えます。あわせて、これまで支えてくれた方々への感謝をしっかり伝えていきたいと思います。

また、2020年から世界的に流行している新型コロナウィルスによる影響は2023年を迎える我々の前にも依然として立ち塞がっています。自粛ムードが蔓延し、多くのイベントが中止となり、これまで出来ていたことが出来なくなる等、誰しもがストレスの多い生活を余儀なくされています。そんな中、創立60周年を盛大に祝うことで、まちに活気や活力を取り戻す一助としたいと思います。そして、是非、美濃青年会議所の存在意義を示しましょう。

 

【組織づくり・会員拡大について】

美濃青年会議所の組織の現状として、メンバー数は少ないながらも、メンバー同士の顔が見えやすくメンバー間の結びつきが強いという良さがあり、早い段階で役職を与えられ、成長の機会が得やすいという良さもあります。

しかし、青年会議所は人と人との交流の中で、自分だけでは気が付かなかったような様々な気づきを得て、自身の成長につなげていく組織であると思います。そういう意味では、交流するメンバーが少ないとそれだけ気づきを得る機会が得られないことになり、成長につながりにくいということにもなります。

価値観の多様化、経済的理由、メンバー数減少による負担増など会員拡大が上手くいかない理由には様々なものがあると考えますが、従来型の拡大手法ではなかなか成果が上がらない現状において、メンバー数を増やすためには、従来とは異なるアプローチも必要となってくると考えます。様々な方法を模索し、有効そうな手法があれば積極的にチャレンジしていきたいと思います。

そして、会員拡大をするには、美濃青年会議所という組織が魅力的な団体であることが大前提であり、そのうえで我々が組織の魅力を十分に理解し、入会候補者に伝える必要があります。まずはメンバーである我々自身が活動を楽しみ、胸を張って入会候補者を誘えられるようにしていきましょう。

 

【他LOMとの交流について】

 青年会議所に何を求めるかは人それぞれですが、人と人との繋がりというのも魅力の一つです。そして、その繋がりというのはLOM内だけで完結するものではありません。LOM外に目を向ければ、岐阜ブロック協議会、東海地区協議会、日本青年会議所、世界各国の青年会議所と、明るい豊かな社会の実現という同じ目標に向けて活動する同志はいくらでも広がっています。

メンバーの皆様は、出向や岐阜ブロック協議会、東海地区協議会、日本青年会議所などが行なう事業などを通じて、是非積極的に対外的な活動に参加し、他LOMのメンバーとも積極的に交流をし、自身の可能性を広げてください。

 

【結びに】

本年度は、創立60周年と会員拡大の2つを大きな柱として活動していきたいと考えております。会員数が減少している中、必然的にメンバー一人ひとりに求められる役割は大きくならざるを得ません。メンバーの皆様には、それを負担としてだけ捉えるのではなく成長の機会と捉え、積極的に活動に参加して自身の成長につなげていただきたいと思います。そして、1年後、周年の年は大変だったけど楽しかった、学びになったと笑って振り返ることのできる1年にしていきましょう。

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